河川、砂防及び海岸・海洋
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大規模水害対策
内閣府から、大規模水害対策に関する調査会の開催について、HPで公開されています。

http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/suigai/index.html

内閣府では、水害に限らず、地震対策、火山対策も公表されています。
国交省との役割分担は、よくわからないのですが、国交省HPだけでなく、内閣府HPも把握しておいたらよいと思います。


Tsunami
チリ地震で津波が発生してから1週間が経過しました。
チリで発生した地震は、内陸型地震ではなく海溝型地震ですから、ハイチで発生したM7の規模を大きく上回るM8.8もの巨大地震でした。
今年は、やはり、大地震の当たり年です。
「河川砂防及び海岸・海洋」の問題でも、過去において、津波はよく出題されています。
例えば↓
H14わが国の津波災害の実態を踏まえ、総合的な津波防災対策についてハード・ソフトの両面から論ぜよ。
H15津波災害に関する防災対策のあり方について、あなたの意見を述べよ。
H17我が国の津波災害の実態を踏まえ、総合的な津波防災対策についてハード・ソフトの両面から述べよ。
H19津波の発生メカニズムについて述べ、津波災害に関する防災対策のあり方についてあなたの経験を踏まえ論ぜよ。

H20,H21は出題されなかったので、H22年度は、密かにAAA+ではないかなと予測しています。

津波の発生メカニズムや対策は、割と準備しやすいと思いますよ。

ところで、今回は、津波で避難勧告が発令されたものの、多くのサーファーが出撃していたそうですね。
実際の津波は0.5mぐらいでよかったものの、予測規模が大きかったり、湾状の地形になり本当に数mになっていたら、死者が出たかもしれません。何事もなくよかったと思います。
「知らぬが仏」とはよくいったものです。
上位計画
ダムに頼らない治水対策のつづきです。

国交省は、全国の一級水系で、河川整備基本計画を策定しています。

そもそも、財政難で少子高齢化・人口減少の時代に突入していますから、これまでの確率雨量の考え方を根本的に変えざるを得ないような気がしています。
なるべくダムによらない治水対策
最近、国土交通省は、「今後の治水対策のあり方」という題名で、幅広く意見を集めたり、有識者会議を開いています。
まあ、その背景となるものは、去年に政権が変わり、「できるだけダムにたよらない治水」、「コンクリートから人へ」等のキーワードが出てきたことによります。
国は、政策転換を進めることに決め、幅広い治水対策案の立案、新たな評価軸、総合的な評価の考え方を検討するようです。そのために、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」が設置されました。
その会議は、夏頃をめどに中間とりまとめが公表され、個別ダムの検証が行われるそうです。
議事録も国土交通省のHPで公開されていますので、時々、意見を追いかけてみるといいでしょう。

そういえば、15年ぐらい前の話ですが、砂防ダムによらない施設配置計画というものを検討したことがあります。どこかは、いえませんが・・・。
通常、土砂整備率100%を超えるように、砂防ダムを何基か配置していくのですけど、その砂防ダムを使わずに整備率を出すというものです。まあ、滝を自然の砂防ダムと考えてみるというアイデアもありましたが、結局は、山腹工や樹種変換等で誤魔化したような、遠い記憶が残っています。かなり、難しかったなぁ。

さて、毎年のように発生する洪水に対し、どのような意見がでてくるのか、注目したいです。H22年度の試験でも、このテーマは押さえておく必要があると思います。
浚渫窪地
そういえば、今年は、流砂系の問題が出題されませんでしたね。
だから、来年は、流砂系が出る可能性が高と思われます。

ところで最近の私は、浚渫窪地の問題に興味があります。
日本各地には、干拓地を増やすために、浚渫窪地が沢山存在しています。
その浚渫窪地の周辺には、生態系が豊かなのですが、窪地の中は、底質がヘドロ化し、魚介類が生息できない死の世界となっています。DOが1以下。
数年前に、NHKのサイエンスゼロでも、この問題を取り上げていました。
このような、浚渫窪地を埋め戻せば、生態系が再生されることは、各方面の研究者が証明しています。

その一方で、これからの財政難の時代では、砂防ダムが満砂状態のために、除石することで機能回復させるといった考え方が主流になりそうです。砂防ダムを新規に1基造るよりも、既設ダムを1基除石するほうが、合理的だと思えるからです。
ところで、除石された土砂は、人工的に汚染されていない良好な砂礫です。しかし、この除石された土砂の一部は、もったいないことに残土処分されることもあるそうです。
できれば、このような余分な土砂を、浚渫窪地へ補填してほしいものです。そうすれば、生態系が相当回復し、魚介類の漁獲量が増えるはずだと思われます。
もちろん、急激に底質環境を変えると、インパクトがあるので、色々と議論をしないといけませんけどね。

このように、砂防ダムで除石された土砂を残土処分するのではなく、必要とされている地域に移すのは、流砂系の概念になりますし、循環型社会に適合しているような気がします。
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