河川、砂防及び海岸・海洋
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
応用理学部門の口頭試験
昨日に引き続きまして、応用理学部門(地球物理及び地球化学)の口頭試験の健忘録です。
本科目は、気象、地震、火山、地球電磁気、陸水(地下水を除く。)、雪氷、海洋、大気、測地その他の地球物理及び地球化学の応用に関する事項といった、選択科目からなります。
今年は、全国でも19名しか合格者がいないのですけど、こんなマイナーな部門があります。

ちなみに、測量の方は、測地として受験可能です。
筆記では、↓を記述しました。
業務1(概略)は、土砂災害警戒避難基準雨量
業務2(詳述)は、航空レーザー測量技術を用いた、内水氾濫の再現予測


=======ここから↓口頭試験メモ=========

平成22年12月某日
試験官は、3名。左からA、B、C
Aさんは、気象庁っぽい
Bさん(司会)は、技術士会?
Cさんは、コンサル

A 経歴と体験論文を、そうですね10分で述べてください。
C 詳述論文のような事例はほかにありますか
A 航空レーザー測量は、いつごろから導入されはじめましたか
C 航空レーザー測量は、どんな方法ですか。また、精度誤差はどの部分で発生するのでしょうか。

C 今後航空レーザー測量の精度が上がるというのは、どのような理屈で精度が向上するのでしょうか。
私 これは、人口衛星の打ち上げのことを述べた。

C (追加質問)人工衛星が多く飛ぶことと、航空レーザー測量の精度が上がることのつながりは?
C 他に応用は?。→砂防の流木量の算定について述べた。
C (追加質問)流木って何ですか?・・・えっ。
C 概略1の警戒避難基準雨量は、どんな内容ですか?発生分離線って、何に線を引くの?
C 連続雨量って累積雨量のこと?・・・えっ。
C X軸が積分で、Y軸が微分ということですか?
C 何年間、この基準雨量を運用したの?

C 最近、気象庁と連携した手法がありますが、それは考えなかったんですか?
私 土壌雨量指数がまだ運用されていない時だったので、、。

C 業務2に話しを戻しますが、航空レーザーは歩行人への目に危なくないか?
私 じ~と見てたら危ないけど、とか、高度2000mの飛行なら地上に落ちるレーザー光線は60cmぐらいの直径の円になるとかを述べた。結構、食いついてきた。

C 今後の展望のところで、「実際に市街地で氾濫した内水の水位標高を計測していくことができれば、河川水位標高と内水の水位標高との相関を解析する等」って書いてますが、これは、内水氾濫と○○川の水位との関係式をつくるという意味の部分?
C 海外でも、内水氾濫とかあると思いますが、何か海外で御経験とかありますか?
B AとCを見て、他に何か質問ありますか?では、航空レーザー測量の応用は、他に事例を挙げてください。
B 航空レーザーを飛ばす飛行機とか、実物をみたことはありますか?
C 専門が応用理学の陸水というなんで、一応、ききますね。流量の出し方はどのようなものがありますか→HQ式の説明をした。
C (追加質問)他にありませんか
私 合理式のことを説明

C 標準貫入試験は、どんな試験ですか?
私 ボーリングで併用する試験。63.5kgの錘を落下させ、30cm貫入する回数・・。

C 倫理で何か話題にあるものは?守秘義務と公益確保に相反するような経験はありませんか。
C CPDはどんな方法で?
B この論文は、学会で発表されましたか?
B あなたの専門の中で、ほかに技術士として相応しい業務を述べてください。
B 技術士法について述べてください。

==============ここまで==============


スポンサーサイト
総監の口頭の記録
試験も終わりましたことですし、口頭試験の記録が残っていましたので、健忘録として記します。

========↓口頭試験のメモ=============
平成23年1月某日 総合技術監理部門(建設-河川、砂防及び海岸・海洋)
右:50代前半(総監の技術士:質問のメイン、採点係)
左:50代後半(総監の技術士:足組をして、ずっと私を見つめている)

3年ぶりのリベンジです。
中から、試験官がドアを開け、次の方どうぞ!と呼ばれました。
受験番号を述べ、着席。

左>まず、業務1であなたが答えていない管理項目を中心に答えてください。
私>業務1(ハザードマップ)では、社会環境管理の視点としては、住民に紙を配ることとなりますので、環境への負荷が発生します。そのため、紙を減らす努力をする必要があるのですが、そうすれば、経済性管理とのトレードオフが発生するようになります。
安全性管理としては、業務の途中に地震が発生した場合、事業を継続する必要がでてくると思います。情報管理としては、シミュレーション技術のノウハウは、暗黙知なので、外注に出すことができない。業務が込んできた場合、負荷計画を行い、外注に出さざるを得ない場合、トレードオフが発生します。
右の方がうんぬんとうなずく。

右>社会環境管理はどうやって対策をうちましたか?
私>初期の段階、企画の段階で、HPで閲覧できるような仕組みを提案しました。
(右がうなずく)

左>業務1で、外注に出すと問題となるというところがよくわかりませんが、どういうことですか。
私>社内で開発したプログラムがあるのですが、これが世間に出回ると、だれでも簡単に業務が行えるようになるので、価格が下落します。

右>ん?プログラムが暗黙知?ちょっと違うのでは?
私>いやいや、プログラムは誰でも作れますが、データを作成する上でのノウハウが・・。
右>うん、なるほど。

左>業務2(土砂災害防止法基礎調査)の中で、あなたは地元コンサルタントなのに管理技術になったと書かれていますが、大手にいた経歴から管理技術者になったんですか?めずらしいですね。
私>いや、私は、管理技術者にはなっていません。

左>えっ、でも、論文には管理技術者と記述していますよ。
私>・・・

右>あっ、本当だ、そうかいていますね。
私>・・・(あっ、そういえば書いていたかも)。それは社内の管理技術者ということで・・

右・左>あっ、そういうことですか。JVの管理技術者ではなく、社内のほうね。。
私>(ピンチでした。相当誤解されてしまった。安易に管理技術者と書くべきでないかも)

左>この中で、情報管理についてもう少し詳しく教えてください。
私>土石流の氾濫開始点や流下方向の決定は暗黙知の世界です。

左>でも、それは、自動的に決まるのではないですか?
私>いや、地形等の状態をみながら、経験者が決めるので、暗黙知になります。10人いれば、8・9人が同じ地点を指すようなものです。しかし、仰るように、それがまちまちとなるので、手戻りとなる原因ともなります。
(地形等の状態を見ながら判断の部分で、右の人がうんうんとうなずく)

右>あなたは青本を勉強されたかと思いますが、青本に書かれていることを知っていたら、過去の失敗で生かせたということはありませんか。
私>私がまだ新人の頃、○△県の業務を行っていたことがあるのですが、地震がおこりまして・・、阪神大震災ですが、そのことで、業務の工程が大幅に送れ、1年ぐらい後に納品したことがあります。

右>うんうんとうなずく。そうですか、まだ、BCPとかの概念がありませんでしたからね。今ならどうされていますか?
私>全国の支店から応援をよんで、作業を振り分けたりします。また、データの置き場を分散します。

右>夏の記述した論文で太陽光発電と電気自動車との関係がわからないですが、どういうことですか?
私>(まったく復元していませんけど・・)太陽光発電は家に設置し、夜に電気自動車で充電するようなことを書いたかと思います。

右>でも、太陽光発電は、夜間には充電できませんよ。
私>いやいや、・・・、(少しかみ合わない)。あっ、なるほど、少し認識不足でして、もう少し勉強しておきます。(逃げた)。
(右の人がニコッとする。)

左>地球温暖化の適応策と五つの管理項目の関係で述べてください。
・ ・・。そうですね、適応策としては、ソフト対策が中心となるとおもいます。
そのため、マップを創る体制を整え・・・、えっと、なんて答えたらよいのやら。
すいません、ちょっと思いつかないですが。。
左>では、助け舟ということで、ソフト対策に限らず、ハード対策やら、広い視点でのべてもよいですよ。
私>あっ、ありがとうございます。人的資源としては、いかに人を集めて・・、経済性を・・○×△▲○*#$
(相当、とんちんかんなことを言ってしまった)
つまりながら説明したが、右の人が首をかしげて、(ー)ラインを引いていました。ああーもうだめだーー。

右>次は、話題を変えまして、信用失墜行為で思い浮かぶ事例はありますか
私>姉歯事件のほかに、中国電力のデータ改ざん問題

右>信用失墜行為で、社内でなにか参考になることはありますか
私>技術士会の倫理要綱や、仲間でブレインストーミングを使い勉強会を開いています。

右>技術者のアカウンタビリティはどのようにおこなっていますか?
私>業務において、社会に様々な効用を与えますが、その反面、デメリットも発生すると思いますが、そのようなことを説明します。
(右がウンとうなずく。)

右>CPDはどうしていますか
私>NPOが開催する講習会や、資格取得

右>技術士は、どのような役割ですか。
私>管理技術者ということもありますが、技術者のリーダーでもあり、指導的な役割があります。

ではおわります。

感想

・27分ぐらいで終わりました。
・「地球温暖化に伴う適応策について、5つの管理項目の視点で述べてください。」という質問は、完全にノーマークでした。振り返りますと、3年前のときにもあった質問で、「あなたの専門分野におけるトピックスと総監の視点で述べてください」と、共通した設問だったので、失敗が生かせていませんでした。5つの管理項目を述べる前に、俯瞰的に見ることや、「発生確率が高く被害が大きいものから手をつける」ということや、「被害を最小化させる」などの思想をいえなかったのは、未熟なところです。人的資源や予算が足りないので、どこから手を付けるのかを選択するために、リスク値が高い地点から優先順位をつけて、対策を打つことが重要です。危機管理の視点で答えるべきでした。あー、おわったぁ。
・やってしまった感があり、残念無念です。
・右の人の質問で、トレードオフのことを聞かれたときに、苦し紛れに、全体最適を・・・といったら、右の人がウンと答えてくれた。何の質問だったのか、忘れた。

=========口頭試験のメモおわり====================


何かのお役に立てられましたでしょうか。今後の参考ということで。

発表
今日は、技術士の合格発表がありましたね。
今年は、残念ながら、受講生の中で、合格された方が居りません。私の力不足が原因だったのかと、反省しております。

さて、私毎で恐縮ですが、今年は、総合技術監理部門と応用理学部門と、2つとも合格していました。
総合監理部門は、3年前に口頭試験まで駒を進めましたが、結果的に不合格だったので、そのリベンジが果たせました。当時は、口頭試験の手ごたえがあり、浮かれていましたが、3月の合格発表で自分の番号がない、という現実をなかなか受けいられなかったのを覚えています。
しかし、今回は、落ち込んでしまうほど、口頭試験が厳しかったにもかかわらず、合格していました。多分、スレスレでパスしたのかと思っています。最後まで、分からないものですね。
本当に、最後に笑うことができました。

応用理学部門のほうは、口頭試験の手ごたえが相当ありました。相手は、3人居られましたが、明らかにこちらのペースで応答できたことを実感しました。

口頭試験対策では、大学時代の同級生にお願いして、プチ同窓会の雰囲気で、ロールプレイをしました。貴重な休日を割いてもらいましたので、とても、感謝しています。
このところ、忙しすぎて、何かとストレスやプレッシャーがありましたが、今日は、いい日になりました。

さて、来年度は、今の所、対策講座を開催しない予定(余裕ができたら行います)ですが、応用理学や総監に関することも話題にして、ブログで取り上げていきたいと思います。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。